アメリカの周辺機器メーカーSatechiは、最新の接続規格「Thunderbolt 5」に対応し、高速ストレージを内蔵できるドッキングステーション「CubeDock」を発売したと発表しました。
Thunderbolt 5は2023年9月に発表された新たな接続規格ですが、対応製品の市場への普及は緩やかなペースにとどまっていました。こうした中、Satechiが発表した新製品は、単に従来製品の規格を更新するだけでなく、機能面で大幅な改良を加えたものとして注目を集めています。
同社によりますと、「CubeDock」は、データ転送、電力供給、映像出力、そしてストレージの拡張を1本のケーブルで実現する設計となっています。外観はアップル社の「Mac mini」に似たデザインを採用しており、前面と背面に多数の接続端子を備えているということです。
最大の特徴として、ノートパソコンなどに対して最大140Wの急速充電に対応するほか、本体内部に最大8TBの「M.2 NVMe SSD」を搭載できるスロットを備えています。これにより、最大で毎秒6,000メガバイトの読み書き速度を実現し、内蔵ストレージと同等の速度で大容量のデータ処理が可能になるとしています。
また、冷却ファンを内蔵することで本体の発熱を抑え、安定した動作を維持する仕組みを取り入れています。専用のHDMI端子やDisplayPortは搭載されていませんが、Thunderbolt端子を経由して高画質の映像出力が可能だということです。
価格は399ドル(約6万1800円)に設定されており、現在、同社のウェブサイトなどでは割引価格の360ドル(約5万5800円)で販売されています。同価格帯の競合製品と比較しても、ストレージ拡張機能を備えている点で高い競争力を持つとみられています。
同社は、高解像度の動画編集など大容量のデータを扱う専門家やクリエイターに向けて、作業環境を効率化する製品として展開していく方針です。
