サムスンは、Galaxy Watch 8シリーズにおいて、従来のピン接続を廃止し、新しいコネクターを採用することを発表しました。これにより、AppleやPixel Watchに似た接続方式が導入されることになります。
この新しい「ダイナミックラグ」コネクターは、昨年のGalaxy Watch Ultraで初めて導入され、従来のピンに代わるクイックリリース機能を備えています。時計本体に設けられたボタンを押すことで、バンドやアダプターが簡単に取り外せる仕組みです。
この変更により、2015年のGear S2以来使用されてきた従来のピン接続は完全に置き換えられることになります。昨年のGalaxy Watch 7が、通常のピンとラグを備えた最後のモデルとなりました。
サムスンの競争相手の多くが独自のシステムを採用していることから、この変更はある程度避けられないものでした。Galaxy Watch 6およびGalaxy Watch 7シリーズでは、ピンを固定する新しいメカニズムが採用されており、これはサムスンが従来のバンドコネクターから移行する第一歩でした。
「ダイナミックラグ」はバンドをしっかりと固定するため、取り外しがやや難しいという意見もあります。AppleやGoogleのコネクターとは異なり、Galaxy Watchのバンドを取り外す際には引っ張る動作だけが必要です。バンドは聞き取れるクリック音とともに再接続されます。
サムスンはこの新しいシステムを使用した純正バンドを多数提供しており、全ラインナップで互換性があります。40mmのGalaxy Watch 8には「小」サイズが用意されており、44mmのWatch 8、Watch 8 Classic、および両世代のWatch Ultraには「大」サイズが使用されます。技術的には、従来のバンドもサムスンのラグを使用して一部のレザーバンドや他の選択されたバンドで使用可能です。
Galaxy Watch 8は約54,200円(349ドル)からで、シリーズ全体が本日から予約注文可能です。
また、Galaxy Z Fold 7、Flip 7、そしてGalaxy Watch 8の予約注文もサムスンの公式サイトで開始されており、最大約170,500円(1,100ドル)の下取り額が提供されています。さらに、9to5Googleのリンクを通じて注文すると、追加で約7,750円(50ドル)のサムスンクレジットが提供されますが、このクレジットは注文後30分以内に適用される必要があります。