サムスンは、新型Galaxy XRヘッドセットを1,799ドル(約28万9000円)で発表しました。このGalaxy XRは、世界初のAndroid XRデバイスであり、AppleのVision Proに対抗する製品として注目されています。価格はAppleのヘッドセットよりも手頃ですが、ケースとコントローラーがそれぞれ250ドル(約3万9000円)という高額であることを発表しました。
Galaxy XRヘッドセットは「プロジェクトムーハン」として知られていたもので、昨夜発表されました。Geminiとの深い統合を実現し、Playストアからのタブレットアプリのライブラリへのフルアクセスや、Calm、Fox Sports、MLBなどの多くのXR体験を提供しています。
Galaxy XRは生産性やゲームに特化したものではありませんが、サムスンはヘッドセット用のコントローラーを発表しました。これらのコントローラーは250ドル(約3万9000円)です。MetaのQuest 3Sの基本モデルと同程度の価格で、Metaのコントローラーは1組で150ドル(約2万3000円)です。
サムスンはコントローラーについて、「デュアルVSTコントローラーを使用して、Galaxy XRで直感的なリモート操作を楽しめる」と説明しています。6DoFトラッキング技術とアナログスティックを備え、3D空間での正確な操作を可能にするとのことです。
また、Galaxy XR Travel Caseはさらに250ドル(約3万9000円)で販売されます。これはサムスン自身の説明によれば、1,800ドル(約28万9000円)のヘッドセットを収納するための単なるキャリングケースです。AppleのVision Proもケースを無料で提供していませんが、Appleのケースはサムスンのものよりも50ドル(約8,000円)安価です。
これらのアクセサリーの追加費用は、Galaxy XRのすでに高額な価格に加えて大きな負担となりますが、サムスンはヘッドセット購入時にアクセサリーのいずれかを30%割引することで多少の軽減を図っています。事前予約を行った場合、サムスンの100ドル(約1万5000円)のクレジットも使用可能です。
