韓国のIT大手サムスン電子は、自社で整備した再生品スマートフォンの販売プログラムに、折りたたみ式端末「Galaxy Z Fold 7」および「Galaxy Z Flip 7」を追加したと発表しました。しかし、現在実施されている新品の割引キャンペーンにより、再生品の価格が新品を上回る逆転現象が起きているということです。
サムスン電子が展開する「Re-Newed」プログラムは、使用済みの端末を回収し、バッテリーの新品への交換や必要な修理を自社で行った上で、再生品として再販売する取り組みです。同社は近年、環境負荷の軽減や端末の長期利用を促す目的でこのプログラムを強化する方針を示しており、今週から新たに「Galaxy Z Fold 7」と「Galaxy Z Flip 7」の販売を開始したとしています。
カラーバリエーションは、「Fold」がシルバー、ブルー、ブラックの3色、「Flip」はミントの1色のみの展開となっています。
発表された再生品の価格は、モデルやデータ容量によって異なります。「Galaxy Z Fold 7」の場合、1699ドル(約26万3000円)から1879ドル(約29万1000円)に設定されており、通常の小売価格と比較して300ドル(約4万6000円)から620ドル(約9万6000円)の割引となります。
具体的な価格設定は以下の通りです。 「Galaxy Z Fold 7」の256GBモデルは、小売価格の約2000ドル(約31万円)に対し、再生品は1699ドル(約26万3000円)です。512GBモデルは小売価格約2200ドル(約34万1000円)に対し1749ドル(約27万1000円)、1TBモデルは小売価格約2500ドル(約38万7000円)に対し1879ドル(約29万1000円)となっています。
また、「Galaxy Z Flip 7」の256GBモデルは、小売価格約1100ドル(約17万円)に対し、再生品は939ドル(約14万5000円)、512GBモデルは小売価格約1300ドル(約20万1000円)に対し989ドル(約15万3000円)に設定されています。
しかし、これらの割引はあくまで通常の小売価格を基準としたものです。
現在、サムスン電子は最新の折りたたみ式端末に対して大幅な割引キャンペーンを実施しています。その結果、新品の「Galaxy Z Fold 7」(256GBモデル)の販売価格は1599ドル(約24万7000円)となっており、再生品よりも100ドル(約1万5000円)安く購入できる状態になっています。
「Galaxy Z Flip 7」についても同様の現象が起きています。再生品が939ドル(約14万5000円)から販売されているのに対し、新品は現在899ドル(約13万9000円)で販売されているということです。
これまでも、再生品プログラムを利用するより、新品の旧モデルを割引価格で購入する方が安価になるケースはありました。しかし、今回はサムスン電子自身が販売する新品の価格が、自社の再生品の価格を下回るという異例の事態となっており、価格設定の逆転が注目を集めています。
