韓国のサムスン電子は、アメリカ市場において、折りたたみ式スマートフォン「Galaxy Z Fold 7」の一部モデルの販売価格を引き上げたということです。メモリ部品の価格高騰などが背景にあるとみられています。
「Galaxy Z Fold 7」は、最も安価なモデルでも2,000ドル(約31万円)に設定されており、市場で最も高額なスマートフォンの1つとされています。これまで、記憶容量が最大の1テラバイトのモデルは2,419ドル(約37万5000円)で販売されていました。
しかし、同社はこの1テラバイトモデルの価格を2,499ドル(約38万7000円)に引き上げたということです。端末の仕様に変更はなく、実質的に80ドル(約1万2000円)の値上げとなります。オンラインストアでは、今年3月の時点では元の価格で表示されていたことが確認されています。
また、512ギガバイトのモデルについても、発売時の2,119ドル(約32万8000円)から2,199ドル(約34万1000円)へと、同様に80ドル(約1万2000円)引き上げられたとみられています。現在は割引価格の2,079ドル(約32万2000円)で販売されているということです。
こうした既存製品の値上げは他社でも起きています。アメリカのモトローラも最近、低価格帯のスマートフォン「Moto G」シリーズの価格を最大100ドル(約1万5500円)引き上げたということです。
今回の値上げの背景には、半導体市場における部品価格の高騰があります。AI(人工知能)のデータセンター向けに需要が急増している広帯域メモリ(HBM)や、DDR5メモリなどの供給不足が影響しているとしています。
専門家は、部品の生産体制が回復するか、AI向けの需要が落ち着くまでの間、すでに発売されている他の端末でも同様の価格引き上げが相次ぐ可能性があると指摘しています。
