韓国のサムスン電子が開発中とされる、ディスプレイを搭載しない新型スマートグラス「Galaxy Glasses」の画像や詳細な仕様が明らかになったということです。同社は、ウェアラブル端末のラインナップを拡充し、市場での競争力を高める戦略の一環として、年内に新製品を発表する方針です。
海外のIT専門メディアの報道によりますと、流出した画像に映る新型スマートグラスは、一般的なメガネに近い洗練されたデザインを採用しています。カメラレンズとやや太めのつる(テンプル)を備えているものの、競合他社の製品と比較して薄型化が図られているということです。
このスマートグラスはディスプレイを搭載していませんが、OSには「Android XR」を採用するとしています。操作の大部分は、グーグルの生成AI「Gemini」を活用した音声コマンドで行われる見通しです。前面のカメラを通じて周囲の状況を認識し、AIと連携させることで、次世代のウェアラブル体験を提供する狙いがあるということです。
技術的な仕様については、クアルコム製の専用チップ「Snapdragon AR1」を搭載する見通しです。さらに、ソニー製の1200万画素の画像センサーや、155mAhのバッテリー、骨伝導スピーカーを内蔵し、重量は約50グラムに抑えられるとしています。これらの仕様は、実用性と快適性を両立させる同社の製品開発の方向性を示しています。
また、サムスンのソフトウェアの初期データから、複数のスマートグラスが開発中であることも判明しました。今回明らかになったモデルのほかに、来年にはマイクロLEDディスプレイを搭載した次世代モデルの投入も計画しているということです。これにより、用途に応じた多様な製品展開を図る方針です。
価格については、379ドルから499ドル(約5万8000円から約7万7000円)の間になる見通しです。昨今、既存製品の価格が500ドル(約7万7000円)以上高騰するケースもある中、サムスンと提携先のグーグルは、できるだけ価格を抑えて普及を促したい意向だとされています。
正式な発表は今後数か月以内に行われるとみられ、グーグルの開発者会議や、今年の夏に予定されているサムスンの新製品発表会で詳細が明らかにされる方針です。
