アメリカの周辺機器メーカー、Scosche(スコーシュ)は、強力な吸盤を用いて机などに固定できる、新しいスマートフォン用ワイヤレス充電器を発売したと発表しました。従来の充電器が抱えていた、操作時や取り外し時に土台が動いてしまうという課題を解決する製品として注目されています。
これまでのマグネット式ワイヤレス充電器の多くは、金属製の重い土台を使用しない限り、スマートフォンの操作時や取り外し時に机の上で滑ってしまうという欠点がありました。利用者は片手で土台を押さえながら、もう一方の手で端末を取り外す必要があったということです。
これに対し、Scoscheが開発した新製品は、重さに頼るのではなく、強力な吸盤を使用して机や棚に直接固定する仕組みを採用しています。一度固定するとしっかりと密着しますが、取り外して再利用することも可能だということです。また、端末の固定には強力なネオジム磁石が使用されており、安定した保持力を実現しています。
この充電器は、最新のワイヤレス充電規格である「Qi2」に対応しています。対応するスマートフォンに対して最大15ワットの電力供給が可能であり、従来の7.5ワット対応の充電器に比べて充電速度が大幅に向上しているということです。同社は最新技術の導入により、充電環境の利便性をさらに高める方針です。
さらに、製品には20ワットのUSB-C電源アダプターと、ケーブルを整理するためのクリップが同梱されています。別売りのアダプターを購入する手間が省ける点も、利用者の負担を軽減する工夫としています。
充電器の土台は滑らかに回転し、接続部分は360度調整が可能です。これにより、ビデオ通話時の縦置きや、動画視聴時の横置きへの切り替えが容易に行えるほか、スマートフォンの待機画面機能にも対応しています。
吸盤を用いた設計はシンプルでありながら、充電器を希望の場所に確実に固定するための有効な手段だとしています。専門家の間では、今後、重量のある充電器においても補助的に吸盤を取り入れるなど、新たな設計の方向性が広がる可能性があるとみられています。
