音楽配信大手のスポティファイ(Spotify)は、AI=人工知能を活用してプレイリストを作成する機能を拡充し、新たにポッドキャストも対象に加えたと発表しました。
この機能は、ユーザーが入力した文章による指示に基づいて、AIが自動でプレイリストを作成するものです。同社は去年後半からニュージーランドで音楽を対象にテストを始め、今年はアメリカやイギリス、オーストラリアなど複数の国に提供範囲を広げていました。
今回の拡充により、これらの国の有料会員は、英語のポッドキャスト番組についてもAIを使ったプレイリストの作成が可能になるということです。
ユーザーは、例えば「展開が読めない高評価の犯罪ドキュメンタリー番組を集めて」といった指示を入力するだけで、好みに合ったプレイリストを作成することができます。また、プレイリストの更新頻度を毎日や毎週などに設定できるほか、追加された各エピソードには選ばれた理由が短い説明として添えられるということです。
スポティファイのポッドキャスト部門の責任者は、「この機能により、リスナーは新たな番組を簡単に見つけることができるようになり、クリエイターにとっても過去の作品を含めてより多くの人に番組を届ける機会になる」としています。
同社によりますと、プラットフォーム上では毎週3400万件以上のポッドキャスト番組がユーザーによって新たに見つけられています。スポティファイは、AI機能の導入によってユーザーが新たな番組に出会う機会をさらに支援していく方針です。
スポティファイは近年、ポッドキャスト事業の強化を進めています。今年初めには、動画付きポッドキャストの収益化の条件を緩和したほか、2月の決算発表では、プラットフォーム上の動画付きポッドキャストが53万件を超えたことを明らかにしていました。
