音楽配信サービス大手のスポティファイは、サービス開始20周年に合わせ、アメリカのAI企業アンソロピックが開発する対話型AI「クロード」との連携を開始したと発表しました。
この新機能は、パソコン版およびスマートフォン版の「クロード」アプリで利用できるということです。ユーザーが自身のスポティファイのアカウントを「クロード」に接続することで、AIを通じた音楽やポッドキャストの提案を受けることが可能になります。
提案されるコンテンツは、ユーザーの視聴履歴や好みに基づいており、スポティファイのパーソナライズ技術が活用されているとしています。また、連携機能は音声の再生にも対応しており、「クロード」の画面上で楽曲の試聴やライブラリへの保存、直接の再生ができるということです。
無料会員と有料会員の双方がこの機能を利用できますが、有料のプレミアムプランの会員向けには、その時の気分や雰囲気をAIに伝えるだけでプレイリストを自動生成する機能も提供されるとしています。同社は、AI技術を活用することで、個々のユーザーに最適化された音楽体験を提供する方針です。
さらに、この連携では「スポティファイ・コネクト」機能が使用されているため、アプリ間や異なる端末間での再生の切り替えもスムーズに行えるとしています。
一方、競合するアップルも、自社の音楽配信サービスにおいて独自のAIを活用したプレイリスト作成機能を導入しています。また、関連市場ではアップルが599ドル(約9万3000円)の新たなノートパソコンを展開するなどの動きもあり、IT大手各社によるハードウェアとサービスを組み合わせた顧客囲い込みの競争が激しさを増しています。
