音楽配信大手のスポティファイは、アプリ内のすべての動画再生をオフにする新たな設定機能を導入したと発表しました。利用者は、音声のみの体験か、動画を含む体験かを選択できるようになるということです。
この機能により、ファミリープランの管理者は、すべてのメンバーに対して動画コンテンツの表示を直接設定できるようになります。これまで、この機能は13歳未満の管理対象アカウントにのみ提供されていました。会社側によりますと、対象となる13歳未満の利用者のうち、60%が保護者などの管理者によって動画をオフに設定されていたということです。
また、無料プランの利用者をはじめ、個人や学生などすべての有料プランの利用者も、アプリ内での動画の表示方法を管理できるようになります。設定画面の「コンテンツと表示」から、ループ再生される短い動画や、音楽およびポッドキャストの動画をオフにすることが可能です。設定は、スマートフォンやパソコン、テレビなどすべての端末に反映されるということです。
新たな設定機能は、今月中に世界中のすべての利用者に向けて順次提供される予定です。会社側は「利用者が動画との関わり方を自由に選択できるようになる」と説明しています。ただし、動画広告や一部の音声広告に伴う動画については、引き続き表示されるとしています。
スポティファイは近年、動画コンテンツの拡充を進めており、2020年に動画ポッドキャストを導入したほか、2024年には動画共有サイトのユーチューブに対抗するためミュージックビデオの配信も開始しました。
今回、動画をオフにする選択肢を提供した背景には、若年層に対する動画アプリの影響を懸念する各国の規制当局や議員への配慮があるものとみられます。同時に、純粋に音楽だけを楽しみたい利用者のニーズにも応える狙いがあるとしています。
