音楽配信大手「スポティファイ(Spotify)」は、子ども向けの音楽をユーザーの好みの分析データから除外できる新たな機能を導入したと発表しました。これにより、保護者が子ども向け楽曲を再生しても、おすすめの楽曲や年間ランキングに影響を与えないようになるということです。
現代の音楽配信サービスでは、ユーザーの再生履歴に基づいて好みの楽曲を提案する機能が重要な役割を果たしています。しかし、子育て中のユーザーにとっては、子ども向けの音楽やアニメの主題歌などを頻繁に再生するため、本来の自分の好みがおすすめ機能に反映されなくなるという課題がありました。
スポティファイが新たに導入した機能では、アプリの設定画面から「子ども・ファミリー向け音楽をテイストプロファイルに含める」という項目をオフにすることができます。この設定を無効にしても、子ども向けの音楽を検索したり再生したりすることは引き続き可能ですが、その再生履歴は「ディスカバー・ウィークリー」などの自動作成プレイリストや、年末の振り返り機能「まとめ(Wrapped)」のデータには反映されないとしています。
また、この設定は過去の再生履歴にも遡って適用されるということです。同社は、ユーザーの好みをより正確にアルゴリズムに反映させることで、サービスの利便性向上を図る方針です。
一方、競合する「アップルミュージック(Apple Music)」では、現在こうした専用の除外機能は設けられておらず、端末の集中モードを活用して再生履歴の記録を一時的に停止するなどの代替策にとどまっています。ユーザーの利便性を高めるため、今後の各社の対応が注目されます。
