音楽配信大手の「スポティファイ」は、利用者がプレイリスト内の個別の楽曲に自分自身のメモを追加できる新機能、「ユーザー・ノート」の提供を開始したと発表しました。
会社側によりますと、この新機能は、お気に入りの楽曲に個人的なキャプションを添えることを目的としています。例えば、その曲をプレイリストに追加した理由や、初めてその曲に出会った時のことなどを記録できるということです。具体的には、「休暇中に旅行先を歩いている時に見つけた」といった思い出や、「初めてのデートの時に流れていた」といったエピソードを書き込むことが想定されています。
今回の機能追加には、利用者が楽曲に結びつく思い出を保存できるようにすることで、プレイリストをより個人的なものに感じさせる狙いがあります。また、音楽との出会いにとどまらない日記のような機能を提供することで、「アップルミュージック」や「ユーチューブミュージック」といった競合他社との差別化を図る方針です。
スポティファイはメディアの取材に対し、「時間が経つにつれて、これらのメモはリスナーが愛する音楽や、それを形作った瞬間の情景を描き出します。プレイリストを単なる楽曲の集まりから、より個人的な空間へと変化させるものです」と説明しています。
この新機能は、一部の市場において、無料プランおよび有料プランを利用する16歳以上のユーザーを対象に提供されるということです。利用者は、自身で作成したプレイリストなどを開き、楽曲の横にあるメニューから「メモを追加」を選択して入力します。保存されたメモは、そのプレイリストを閲覧できるすべてのユーザーに公開され、投稿者のプロフィールにもリンクされる仕組みとなっています。
さらにスポティファイは同日、ランニングの段階に合わせて楽曲を自動で再生する新機能「ランニング・モード」も発表しました。利用者の好みや走るペースに基づいて楽曲が選ばれる仕組みで、一部の国の有料プラン利用者を対象に提供されるということです。
