スマートフォンで目的もなくSNSなどを長時間見続けてしまう「ドゥームスクローリング」を防ぎ、運動を促すための様々なアプリを開発したと、各開発企業などが相次いで発表しました。画面を見る時間を減らし、利用者の健康的な生活習慣を支援するねらいがあるということです。
スマートフォンの長時間の利用は、姿勢の悪化や目の疲労を引き起こす要因として指摘されています。こうした中、SNSなどを利用する前に、運動などの身体活動を条件とするアプリが提供されているということです。
「Digital Carrot(デジタル・キャロット)」は、利用者が設定した運動や生産性の目標を達成するまで、特定のアプリやウェブサイトへの接続を制限する機能を備えています。スマートウォッチの「Apple Watch」と連携し、1日6000歩といった目標を設定できるということです。また、位置情報や時間に基づいた制限も可能で、スポーツジムで60分間の運動を終えるまでアプリを制限する機能も提供しているとしています。
「MeBeMe(ミービーミー)」は、利用者の良い習慣作りを支援する方針です。アプリの利用を制限するのではなく、軽い運動や人との交流など、特定の課題を達成するよう通知を送る仕組みとなっています。運動に特化しているわけではありませんが、スポーツ選手やランナー向けの課題も用意されているということです。
「StepBloc(ステップブロック)」は、指定した歩数に達するまでアプリの利用を制限する仕組みです。腕立て伏せやスクワットなどの特定の運動を一定時間行うことを条件に設定することも可能だとしています。運動を終えるとSNSやゲームが利用できるようになるため、運動不足の解消に役立つということです。
旅行検索サイト「カヤック」の創業者が開発した「Steppin(ステッピン)」は、身体活動とスマートフォンの利用時間を交換できる仕組みを提供しています。例えば、100歩歩くごとに1分間の利用時間を獲得できるということです。
「TouchGrass(タッチグラス)」は、アプリの制限を解除するために、屋外に出て「草」の写真を撮影することを条件とする独自の機能を備えています。画像認識技術を活用しており、木や他の植物ではなく、草の画像のみを認識するということです。有料版は月額5.99ドル(約900円)、年額49.99ドル(約7700円)で提供されているとしています。
「WalkLock(ウォークロック)」は、スマートフォンの健康管理機能と連携し、1日の目標歩数を達成するまで指定したアプリの利用を制限します。また、Android向けには同様の機能を持つ「Walkly(ウォークリー)」が提供されており、目標を達成すると自動的に制限が解除されるということです。
歩くことで報酬が得られるアプリとして提供が始まった「WeWard(ウィーウォード)」は、新たに「ウォーキングモード」を導入したと発表しました。この機能により、特定の歩数に達するまでアプリの利用を制限できるということです。
