アメリカの消費者団体は、主要なスマートフォンメーカーの製品について、修理のしやすさを評価した報告書を発表しました。この中で、グーグルのスマートフォン「Pixel」は、アップルの「iPhone」やサムスンの製品を上回る評価を得たということです。
消費者の権利擁護を掲げるアメリカの団体「US PIRG」は今週、大手IT企業各社の製品の修理のしやすさや、改善に向けた取り組みを評価した報告書を発表しました。
報告書では、アメリカ市場で大きなシェアを持つアップル、サムスン、グーグル、モトローラの4社を対象に評価を行っています。その結果、モトローラが最も高い評価を獲得しました。次いでグーグルがサムスンやアップルをわずかに上回りましたが、全体として各社の評価は厳しいものとなっています。
この評価は、EU=ヨーロッパ連合の製品データベースに登録されているスコアに基づいています。端末の分解のしやすさが重視されているほか、修理マニュアルの有無、交換用部品の入手しやすさ、ソフトウェアのアップデートが提供される期間なども考慮されているということです。
また、ノートパソコンの修理のしやすさに関する評価も行われました。台湾のエイスース(ASUS)が最高評価となる「Bプラス」を獲得した一方、アップルは「Cマイナス」で最下位となりました。
団体はアメリカのメディアの取材に対し、「低いスコアを公表することで、メーカー側に改善を促すねらいがある」としています。
グーグルは近年、自社製品や周辺機器において修理のしやすさを向上させる取り組みを進めています。最新のスマートウォッチでは本格的な修理が可能になったほか、ワイヤレスイヤホンでもケースのバッテリー交換ができるようになるなど、環境負荷の軽減や消費者の利便性向上を目指す方針です。