調査会社カウンターポイント・リサーチは、2026年第1四半期(1月から3月)の世界のスマートフォン出荷台数が、前年の同じ時期と比べて6%減少したと発表しました。市場全体が低迷する中、アメリカのIT大手グーグルが展開するスマートフォン「Pixel(ピクセル)」は、好調を維持しているということです。
調査結果によりますと、市場シェアの21%を占め首位に立つアメリカのアップルは、「iPhone 17」の需要に支えられ、前年同期比で5%の成長を記録しました。
一方で、その他の主要メーカーは軒並み出荷台数を落としています。韓国のサムスン電子は、「Galaxy S26」シリーズの需要が堅調だったものの、全体の出荷台数は6%減少しました。また、中国メーカーのシャオミは19%減、オッポは4%減、ビボは2%減となっています。
こうした中、アンドロイド端末の市場において、2つのブランドが顕著な成長を示しているとしています。イギリスのベンチャー企業ナッシングは、特徴的なデザインや消費者への認知度向上などが要因となり、前年同期比で25%の成長を遂げたということです。
また、グーグルの「Pixel」も前年同期比で14%の成長を記録しました。カウンターポイント・リサーチは、グーグルが主要な先進国市場で存在感を高める戦略をとっていると分析しています。
成長の主な要因として、端末内で処理を行う「エッジAI」の機能や、高度な画像処理技術、そして使いやすいソフトウェアが消費者に評価されているとしています。さらに、第1四半期に発売された新機種「Pixel 10a」も、販売台数の底上げに貢献したとみられています。
スマートフォン市場全体が厳しい状況にある中、グーグルが最先端のAI技術などを武器にどのようにシェアを拡大していくのか、今後の動向が注目されるということです。