スマートホームの普及が進む中、来客や留守番のペットシッターなどに機器の操作権限を簡単に共有できる端末として、「Onvis Smart Button(オンビス・スマートボタン)」が注目を集めているということです。この端末を活用することで、複雑な設定をせずに直感的な操作が可能になるとしています。
スマートホーム機器の操作権限を家族以外と共有することは、設定が煩雑であることが課題とされてきました。例えば、スマートロック「Level Lock Pro」などの操作では、クラウドのアカウント外で権限を共有するよりも、物理的な鍵や専用の小型端末を渡す方が確実だとする意見もあります。こうした中、照明やブラインドなどの操作を簡単に行える製品として、ボタン式の操作端末の活用が広がっているということです。
「Onvis Smart Button」は、通信規格「Thread(スレッド)」に対応した電池式のApple Home用リモコンです。本体には中央の大きなボタン1つと、周囲に4つのボタンの計5つが配置されています。それぞれのボタンは「1回押し」「2回押し」「長押し」の操作に対応しており、1つのボタンにつき最大3つの機能を割り当てることが可能だということです。電源には一般的なコイン型電池を使用し、壁掛け用のマウントも付属しています。
設定の際は、裏面のカバーを外して電池を挿入し、本体や説明書に記載されている専用のコードを読み込みます。なお、設定用のコードを紛失した場合、別の環境への移行や再設定ができなくなるため、専用のアプリなどを用いてコードをバックアップすることが推奨されているということです。
利用者は、Appleの「ホーム」アプリを通じて、各ボタンに操作したい機器やシーンを割り当てることができます。例えば、家族の就寝時間に合わせてブラインドを閉める際、厳密なタイマー設定に頼らず、ボタンを1回押すだけで閉め、長押しで開けるといった手動の自動化が可能になります。これにより、スマートフォンを操作したり、音声アシスタントのSiriを呼び出したりする手間を省くことができるとしています。
この製品の大きな特徴として、すべての通信がApple Homeの環境内で完結し、メーカー独自のクラウドサービスを経由しない点が挙げられます。Thread通信を利用することで、遅延のない即座の操作が可能になるということです。
「Onvis Smart Button」は、2026年現在においてもApple Homeの環境を拡張する有力な選択肢として評価されています。来客に対して音声操作の方法を教えることなく、物理的なボタンで直感的にスマートホームを体験してもらうための最適な手段になるとしています。
