IT大手メタ(Meta)が運営するSNS「Threads(スレッズ)」は、スポーツの試合や文化的なイベントの進行に合わせて、利用者がリアルタイムで会話できる新機能「ライブチャット」を導入したと発表しました。
メタによりますと、この新機能はアプリの即時性を高めることを目的としているということです。まずはアメリカのプロバスケットボール、NBAのプレーオフに合わせて、関連するコミュニティ内で提供が開始されます。著名なメディア関係者などがホストを務め、チャットを進行する予定です。
初期段階では一部のクリエイターのみがチャットを開始できますが、メタは今後、対象者を順次拡大していく方針です。
ライブチャットでは、メッセージのほか、写真や動画、リンク、絵文字などを送信することができます。メッセージを書き込める参加者は最大150人に制限されていますが、上限に達した後も「観戦モード」として、会話の閲覧やリアクション、アンケートへの参加が可能だということです。
Threadsはサービス開始当初、情報の検索機能や時系列での表示機能などが不足しており、リアルタイムでの情報発信に強みを持つ「X(旧ツイッター)」に比べて即時性の面で課題があると指摘されていました。その後、機能の拡充を進めており、今回はXにはない独自の機能を導入することで、競争力をさらに高める狙いがあるとみられます。
メタは公式ブログの中で、「ライブチャットは、文化的な瞬間に合わせたリアルタイムの会話のために設計されており、クリエイターとファンが関心事を共有するための新しい手段になる」としています。
利用者は、コミュニティ画面の上部やフィード上の投稿などからチャットに参加できます。チャットは一定時間で終了しますが、その後も公開された状態となり、閲覧することが可能です。
また、不適切な発言への対策として、規約に違反するメッセージを自動で検出して削除する仕組みが導入されています。さらに、ホストとなる利用者は、特定の参加者を観戦モードに変更したり、チャットから退出させたりする権限を持つということです。
メタは今後、複数のホストで進行する機能や、スマートフォンのロック画面にチャットの状況を表示する機能などを追加する計画です。スポーツの国際大会や音楽のリリース、テレビ番組の放送など、さまざまな場面での活用が期待されています。
