アメリカのAI半導体メーカー「セレブラス・システムズ」は、上場後初となる第1四半期の決算において、売上高が前年の同じ時期と比べて大幅に増加した一方、通期の利益率が低下する見通しになったと発表しました。この発表を受けて、水曜日の株式市場で同社の株価はおよそ20%急落したということです。
同社が発表した決算によりますと、第1四半期の売上高は1億9300万ドル(約299億円)となり、前年の同じ時期と比べて94%増加しました。また、最終的な損益は1400万ドル(約22億円)の赤字となり、前年の2390万ドル(約37億円)の赤字から縮小したとしています。
市場の予想を上回る業績となったものの、中核事業における通期の粗利益率の見通しを38%から41%とし、第1四半期の実績である47%から低下すると見込んだことが嫌気されました。この影響で、同社の株価は上場時の公開価格に迫る水準まで下落しました。
これについて、同社のアンドリュー・フェルドマンCEOは、アメリカの経済メディアに対し「投資家は利益率の見通しを誤解している」と述べています。
同社は今後の事業展開として、自社のデータセンターを整備するまでの間、既存の顧客から自社システムを一時的に借り戻すことで、より早く処理能力を提供できる体制を整える方針です。この措置に伴う費用が、今年の利益率を押し下げる要因になるとしています。
