アメリカの周辺機器メーカーであるソネット(Sonnet)は、最新の高速通信規格「Thunderbolt 5」に対応した多機能ドッキングステーション「Echo 21 Thunderbolt 5 SuperDock」を発売したと発表しました。ケーブル1本でMacなどのパソコンに多数の周辺機器を接続できるとしており、将来的な作業環境の向上を見据えた製品となっています。
新製品の最大の特徴は、すべてのThunderboltポートが前モデルの規格「Thunderbolt 4」から「Thunderbolt 5」に刷新されたことです。これにより、双方向のデータ転送速度は最大40Gbpsから80Gbpsへと倍増したということです。さらに、高解像度のディスプレイ接続時などには、動的に帯域を割り当てる機能により、最大120Gbpsの通信が可能になるとしています。
また、パソコン本体への電力供給能力も強化されました。Thunderbolt 5の規格に基づき、最大140Wの電力を供給できるため、消費電力の大きい大型のノートパソコンなどにも十分な電力を提供できるということです。映像出力については、新たにフルサイズのDisplayPortが追加され、最大4K解像度で144Hzのリフレッシュレートに対応する方針です。
前モデルの利用者から要望が多かったネットワーク接続の高速化にも対応しました。新たに「10Gbイーサネット(10GbE)」を搭載し、大容量のデータを扱うネットワーク接続ストレージ(NAS)などとの高速通信を可能にしています。このほか、最大24bit/192kHzのハイレゾ音源に対応するオーディオ端子や、microSDカードスロット、15Wの電力供給が可能な前面USB-Cポートなどを備え、利便性を高めたとしています。
本体内部には、最大8TBの容量を追加できるM.2 NVMe SSDスロットを搭載しています。Thunderbolt 5の採用により、データの読み込み速度は前モデルの約4倍となる最大3300MB/sに向上したということです。さらに、高速なデータ処理に伴う発熱対策として、新たに冷却ファンと放熱パッドを追加し、安定した性能を維持する構造を採用しています。
販売価格は499.99ドル(約7万7500円)に設定されています。また、内蔵SSDスロットを省いた姉妹製品「Echo 20 Thunderbolt 5 SecureDock」も同時に発売され、こちらは50ドル(約7700円)安く提供されるということです。ソネットは、最新のパソコンや周辺機器の性能を最大限に引き出す製品として、幅広いユーザーに展開していく方針です。
