アメリカの音響機器メーカー「ソノス」は、新たなハードウェア製品の発売に合わせて、自社のソフトウェアプラットフォームの名称を「Sonos 27」に変更し、今秋から4つの新機能を導入すると発表しました。
同社は、新型ヘッドホン「Sonos Ace Ultra」とサウンドバー「Sonos Beam Ultra」の発売に伴い、既存のソフトウェア基盤を「Sonos 27」として正式にブランド化しました。単なる名称変更にとどまらず、ユーザーの利便性を高め、最新技術を取り入れるための新たな戦略として、以下の4つの新機能を追加する方針です。
1つ目は「ポータブル・サラウンド」機能です。対応する2台のポータブルスピーカーを、映画鑑賞時などにワイヤレスのリアサラウンドスピーカーとして一時的に活用できるということです。配線や固定の設置作業が不要で、使用後は元の場所に戻すだけで済むとしています。
2つ目は、シームレスな「パーソナル・リスニング」機能です。現在早期アクセス版として提供されているこの機能では、同じWi-Fiネットワーク上にある新型ヘッドホンと対応スピーカーの間で、ボタン1つで音声を切り替えることが可能です。また、ホームネットワーク接続時には、専用アプリから直接ヘッドホンの音楽を選択・操作できるようになるということです。
3つ目は、新たな音声操作機能「Sonos 27voice」です。家庭内での音楽再生に特化して開発されており、日常的な会話に近い自然な言葉で操作できるとしています。例えば、「昨日の夜、キッチンで流していた曲を再生して」や「子どもが喜ぶ曲を1階で流して」といった曖昧な指示でも、システムが意図を理解して自動で音楽を再生する仕組みだということです。
4つ目は、生成AIを活用した拡張機能「Sonos MCP」です。システムを最新の大規模言語モデル(LLM)と接続することで、一般的なチャットボットの画面からソノスの機器を操作できるようになります。同社は、オープンなプラットフォームを維持しつつ、AI技術を取り入れることで、高度な対話と音楽体験を融合させる方針です。
これらの新機能の提供時期や早期アクセスの詳細については、同社の公式ウェブサイトで公開されているということです。
