映画監督のダニー・ボイル氏は、ポストアポカリプス映画『28日後』をキャノンのデジタルカメラで撮影し、無人のロンドンと高速移動するゾンビたちを臨場感たっぷりに描いたことで知られています。
このほど公開された続編『28年後』では、ボイル氏は新たな消費者向け技術であるiPhoneに目を向けました。ボイル氏は、20台のiPhone Pro Maxを取り付けたリグを使用することで、様々な角度からアクションシーンを撮影する「簡易版のバレットタイム」を実現したと、Wired誌に語りました。
リグを使用しない場合でも、ボイル氏は、iPhoneを「主要なカメラ」として使用したと述べています。ただし、自動フォーカスなどの設定を無効にし、特別なアクセサリーを追加したとのことです。
ボイル氏は、「iPhoneを使用することで、大量の機材を持ち運ぶことなく撮影が可能になった」と述べ、ノーサンバーランドの1,000年前の風景を思わせる場所で撮影を行ったとしています。iPhoneを使用することで、自然のままの田園地帯を迅速かつ軽快に移動することができたとしています。