アイテム追跡デバイスを製造するチポロは、AirTagと競合する新製品を発表しました。今回発表されたのは、充電式製品の最新ラインナップである「LOOP」と「CARD」です。
「CARD」は財布に収まるように設計され、控えめなチャコールカラーのマットな表面を持ち、他のクレジットカードと調和しやすくなっています。一方、「LOOP」は鍵やバッグなど日常のアイテムに取り付けることができ、ネイビー、ミント、ハニー、コーラル、チャコール、チョークの6色で展開されます。
AirTagとは異なり、チポロの新しいデバイスは充電可能なバッテリーを搭載しています。会社は、バッテリーが約6か月間持続すると発表しました。「LOOP」はUSB-Cコードで充電でき、「CARD」はQiワイヤレス充電器で充電可能です。
消費者の中には、バッテリーが切れた際に交換することを好む人もいますが、充電式バッテリーを選ぶことで電子廃棄物を減らしたいと考える人もいます。そのため、トラッカー市場で競争があることが重要です。さらに、チポロは製品が少なくとも50%の消費者リサイクルプラスチックで作られているとしています。
新しいデバイスは、Bluetoothの範囲が400フィート(約120メートル)に拡張されており、近くにある紛失したアイテムを見つけやすくなっています。アイテムが見つからない場合、チポロのアプリを使用してスマートフォンから検索できます。音量は「CARD」が最大110dB、「LOOP」が最大125dBに達します。スマートフォンが紛失した場合は、トラッカーをダブルプレスすることで見つけることができます。
チポロのアプリでは、Android向けに範囲外アラートを設定したり、着信音の変更や音量調整が可能です。また、新しく追加された「リング&ブリンク」オプションにより、暗闇で紛失した場合にデバイスが光って知らせます。
両デバイスは防水・防塵性能を持ち、IP67の評価を受けています。これにより、1メートルの淡水に最大30分間浸しても耐えられ、小さな粒子にも耐性があります。
新しいトラッカーは、チポロのウェブサイトおよびAmazonで予約注文が可能で、9月末までにT-Mobileの小売店を含む店舗でも販売される予定です。「CARD」と「LOOP」はそれぞれ39ドル(約6000円)で販売されます。