アップルのティム・クックCEOとエディ・キュー氏が、アメリカ・アイダホ州で開催されるサンバレー会議に参加したと発表しました。この会議は「億万長者のサマーキャンプ」とも呼ばれ、メディアやテクノロジー、政治など各界の幹部が集まる場です。サンバレー会議は1983年から毎年7月に開催されています。
クック氏はこの会議に20年以上参加しており、昨年はリヴィアンの電動ピックアップトラックに乗ったことが話題になりました。この会議は多くの大規模なメディアやテクノロジーの買収が行われてきた場所でもあります。過去には、ベライゾンによるヤフーの買収や、ジェフ・ベゾス氏によるワシントン・ポストの買収、ディズニーによるABCの買収が行われたということです。
今年、クック氏はウォルト・ディズニースタジオの元会長であり、ドリームワークス・ピクチャーズの共同創設者であるジェフリー・カッツェンバーグ氏と交流する姿が確認されました。カッツェンバーグ氏は、短期間で終了した短編動画配信サービス「クイビ」の創設者でもあり、民主党の主要な支援者としても知られています。
今年の会議には、他にもオープンAIのサム・アルトマン氏、グーグルのサンダー・ピチャイ氏、スポティファイのダニエル・エク氏、ディズニーのボブ・アイガー氏、アマゾンのアンディ・ジャシー氏、リヴィアンのRJ・スカリンジ氏、マイクロソフトのサティア・ナデラ氏、ネットフリックスのテッド・サランドス氏などが参加しているとしています。
なお、今年もサンバレー会議の内部について多くの情報は公開されない見込みです。