中国の家電大手TCLは、独自のディスプレイ技術「NXTPAPER(ネクストペーパー)」に初めて有機EL(AMOLED)を採用した最新スマートフォン「P80」シリーズをヨーロッパ市場などで発売したと発表しました。
TCLが展開する「NXTPAPER」は、紙のような質感で目の負担を軽減する独自のディスプレイ技術です。これまで液晶パネルが主流でしたが、一般的なスマートフォンに比べて鮮やかさや明るさに欠けるという課題がありました。今回、初めて有機ELパネルを採用したことで、より鮮明な映像表現が可能になるとしています。
発表されたのは「P80」「P80 Pro」「P80 Ultra」の3機種で、いずれも6.83インチのディスプレイを搭載しています。プロセッサーには台湾のメディアテック製を採用し、上位モデルの「Ultra」と「Pro」には「Dimensity 7400 Elite」、標準モデルの「P80」には「Dimensity 7300 Elite」を搭載しました。これまでの同社のスマートフォンと比べ、大幅に処理性能が向上しているということです。
最上位モデルの「Ultra」は、背面に望遠レンズを含む5000万画素のカメラを2基搭載しているほか、最大512ギガバイトの記憶容量と、6800ミリアンペアの大容量バッテリーを備え、防水・防塵にも対応しています。「Pro」と標準モデルの「P80」は、メインカメラに加えて800万画素の超広角カメラを搭載しています。
ヨーロッパでの販売価格は、標準モデルが349ユーロ(約5万7600円)、「Pro」が429ユーロ(約7万800円)、「Ultra」が549ユーロ(約9万600円)となっています。
同社は今後、アメリカ市場などでも同シリーズを発売する方針です。また、長期的な利用を支援する戦略として、最上位モデルの「Ultra」には7年間のOSおよびセキュリティのアップデートを提供し、その他の2機種についても3年間のOSアップデートと7年間のセキュリティアップデートを保証するとしています。
