中国の家電大手TCLは、紙のような質感のディスプレイを搭載し、価格を抑えた新型スマートフォン「NXTPAPER 70 Pro」を今週発売すると発表しました。
同社によりますと、この新型スマートフォンは価格が約3万800円(199ドル)に設定されています。主な仕様として、台湾のメディアテック製「Dimensity 7300」チップセット、8ギガバイトのメモリー、6.9インチの液晶ディスプレイを搭載しているということです。また、最新の基本ソフト「Android 16」や256ギガバイトの記憶容量を備えています。
カメラ機能については、背面に5000万画素のメインカメラと800万画素の超広角カメラを搭載する一方、望遠カメラは省かれています。前面には3200万画素のカメラが採用されています。
競合他社が先日発表した同等の性能を持つスマートフォンが約7万7300円(499ドル)であることと比較すると、非常に競争力のある価格設定だとしています。
さらに、高い防塵・防水性能や5200ミリアンペアの大容量バッテリー、スタイラスペンのサポートなども備えています。最大の特徴である独自の「NXTPAPER」技術により、画面の表面がマット仕上げになっており、ブルーライトの低減やちらつきの調整など、目に優しい設計が施されているということです。
一方で、価格を抑えるためのコスト削減策もとられています。望遠カメラの省略や旧規格のUSB端子の採用のほか、アメリカ市場では特定の通信会社での限定販売となっています。また、ソフトウェアの更新頻度や、最新の有機ELディスプレイの採用が見送られた点などが、低価格の背景にあるとみられています。
TCLとしては、独自のディスプレイ技術と高い基本性能を低価格で提供することで、中価格帯のスマートフォン市場でのシェア拡大を目指す方針です。
