ナッシングは、新型のスマートウォッチ「CMF Watch 3 Pro」を発表しました。この製品は、価格が約1万5000円(99ドル)で、チャットGPTや健康管理機能の強化が特徴です。なお、Wear OSは搭載されていないということです。
「CMF by Nothing」は、これまでに2つのスマートウォッチを発売しており、派手な機能や高性能スペックよりも、デザインと基本性能に重点を置いた手頃な価格のデバイスを提供する方針です。新しい「CMF Watch 3 Pro」は、日常のユーザーやカジュアルなフィットネス愛好者向けに設計されたとしています。
「CMF Watch 3 Pro」の主な特徴として、金属製の新しいボディデザインが挙げられます。交換可能なベゼルを廃止し、薄いベゼルを持つ1.43インチのAMOLEDディスプレイを採用しています。また、新たに4チャンネルの心拍センサーが搭載されています。130以上のスポーツモードが利用可能で、バッテリー寿命は13日間とされています。これは、Wear OSのような高機能OSではなく、軽量なRTOSを採用したことによるものです。さらに、チャットGPTがサポートされ、音声メモや検索機能が利用可能です。
ナッシングによれば、チャットGPTの統合により、自然言語の音声プロンプトを使用して質問をしたり、事実を確認したり、リマインダーを設定したりすることが可能です。内蔵の音声レコーダーには自動文字起こし機能があり、移動中のメモやアイデアを記録できます。また、Essential Newsツールが、ユーザーの興味に基づいた日々のダイジェストを提供します。Bluetooth通話、ジェスチャーショートカット、140文字のクイックリプライも含まれています。通話の受信を改善するために追加のマイクが搭載されています。
ソフトウェア面では、「CMF Watch 3 Pro」を含むCMFの全てのウォッチが、ナッシングのヘッドフォン用アプリ「Nothing X」に移行する方針です。
「CMF Watch 3 Pro」は、ナッシングのウェブサイトで本日から購入可能で、近いうちにAmazonでも販売される見込みです。カラーはオレンジ、ダークグレー、ライトグレーの3色展開です。