ナッシングは、新しいオーバーイヤーヘッドフォン「ヘッドフォン (1)」を発表しました。価格は約4万6000円(299ドル)で、7月15日に発売されるということです。
ナッシングは、スマートフォンで多くの注目を集めていますが、もともとはオーディオ製品でブランドを築きました。今回のヘッドフォン (1) は、同社にとって初めてのオーバーイヤーヘッドフォンの製品となります。
デザイン面では、透明なイヤーカップとアルミフレームを使用し、「見せるためにデザインされた」としています。イヤーカップはメモリーフォームクッションとオイル耐性素材で作られています。
操作方法も独特で、右のイヤーカップには音声アシスタントやカスタマイズ可能なボタンがあり、「チャンネルホップ」機能が搭載されています。さらに、音量調整用のローラーボタンや、トラックスキップや通話応答用のパドルも備えています。
バッテリーはANCオンで最大35時間、オフで最大80時間持続するとしています。USB-Cでの充電が可能で、AndroidのFast PairやWindowsのSwift Pairにも対応しています。オーディオハードウェアは40mmドライバーを搭載し、周波数応答は20-40KHzです。ANCは最大42dbまで対応し、重さは329gです。
操作は「ナッシングX」アプリで行い、8バンドEQが利用可能です。オーディオのチューニングはKEFが担当しており、ナッシングのイヤホンとは異なるアプローチをとっています。ナッシングは次のように述べています。「ヘッドフォン (1) は、KEFとのパートナーシップから生まれた初の製品です。KEFの高度な音響工学と独自のチューニングツールを活用し、カスタムビルドされた40mmダイナミックドライバーが豊かで自然な音を提供します。」
予約注文は7月4日からナッシングのウェブサイトで開始され、7月15日から出荷される方針です。