ロンドンに拠点を置くスマートフォンメーカーのナッシングは、初のオーバーイヤーヘッドフォン「ヘッドフォン(1)」を発売したと発表しました。この新製品は、昨年のオープンイヤーヘッドフォン「イヤー2」のデビューに続くものです。
新しい「ヘッドフォン(1)」は、イギリスのオーディオブランドKEFとの共同設計で、ナッシングが知られる透明なデザインを特徴としています。やや大きめのデザインですが、適応型ノイズキャンセリングとトランスペアレントモードを備えているということです。
このモデルはまた、様々な音楽ジャンルを聴く際に感じられる適応型の低音強化も提供しています。
さらに、没入感のある空間オーディオを提供し、ダイナミックヘッドトラッキングと組み合わせることで、よりリアルな音響体験が得られるとしています。
注目すべきは、触感のあるボタンです。ナッシングはセンサーを廃止し、AIアシスタントやチャットGPTを起動するためのシンプルなボタンと、音量を調整できるローラーを採用しました。ローラーは回すと心地よいクリック感があります。
ヘッドフォンはやや重く、家事をしながら装着するとずれやすいものの、長時間の使用でも快適だということです。
同社は、ノイズキャンセリングを使用しない場合最大80時間、使用する場合でも35時間の長時間バッテリーを提供し、充電時間も短いとしています。
「ヘッドフォン(1)」は、2025年7月4日からアメリカ、イギリス、その他の地域で予約受付を開始し、価格は299ドル(約4万6千円)です。