ナッシングは、新しい高性能スマートフォン「ナッシングフォン3」を発表しました。価格は799ドル(約12万4000円)で、同社にとって初の高価格帯製品となります。
ナッシングはこのモデルを「真のフラッグシップ」と位置づけています。主な仕様として、Snapdragon 8s Gen 4プロセッサー、12GBまたは16GBのRAM、256GBまたは512GBのストレージを搭載しています。ディスプレイは6.67インチのAMOLEDで、解像度は2800×1260ピクセルです。リフレッシュレートは120Hz、最大輝度は4500ニットで、前面にはゴリラガラス7i、背面にはビクタスを使用しています。
バッテリーは5150mAh(インドでは5500mAh)で、シリコンカーバイド技術を採用しています。充電はUSB-Cで65W、ワイヤレス充電は15Wです。
OSにはAndroid 15をベースにしたNothing OS 3.5を採用し、5年間の主要なAndroidアップデートと7年間のセキュリティアップデートを提供する方針です。この最新アップデートでは、AI要約機能を持つ「Flip to Record」オプションや新しい「グリフマトリックス」機能が追加されています。
「グリフマトリックス」は、従来の背面照明を置き換え、新たな情報を表示する点灯マトリックスディスプレイです。時間表示や「Toys」と呼ばれるミニアプリが含まれています。開発者は独自の「Toys」を作成でき、コミュニティによって「Magic 8 Ball」や「Leveler」アプリがすでにリリースされています。近いうちに発信者IDも追加される予定です。グリフマトリックスと対話するためのタッチセンサーが背面に搭載されています。
Nothing OS 3.5には、入力内容に応じてアプリやGoogle、AI検索を開く新しいスマート検索機能も含まれています。
カメラは合計4つの50MPセンサーを搭載しています。メインのリアカメラ、3倍望遠レンズ(マクロ撮影にも対応)、超広角レンズ、そしてフロントカメラも50MPです。全てのカメラが4Kで60fpsの動画撮影が可能です。
ナッシングフォン3はブラックとホワイトの2色展開で、ナッシングの公式サイトおよびAmazonで購入可能です。価格は欧州と英国では799ユーロ(約13万2000円)/799ポンド(約15万4000円)です。予約受付は7月4日から開始され、7月15日より販売開始予定です。