ナッシング社の共同創業者兼CEOであるカール・ペイ氏は、AIエージェントがスマートフォンアプリに代わる未来を構想していると発表しました。ペイ氏は、消費者向け電子機器ブランドのナッシング社がユニークなスマートフォンやアクセサリーを製造していることを背景に、アプリが消滅する可能性について言及しました。
ペイ氏は、オースティンで開催されたSXSWカンファレンスでのインタビュー中にこれらのコメントを行いました。彼は、AIを中心としたデバイスのビジョンを以前から語っており、この構想が昨年の2億ドル(約310億円)のシリーズC資金調達を成功させた要因であるとしています。
SXSWでは、ペイ氏はAIを中心としたデバイスのビジョンと、それを実現するためのステップについて詳しく説明しました。最初のステップとしては、ユーザーの代わりに指示を実行するAI機能が挙げられますが、ペイ氏はこれを「非常に退屈」と評しました。
次のステップでは、AIがユーザーの長期的な意図を学習することが重要であるとしています。例えば、健康になりたいという意図があれば、デバイスがその目標達成を支援する提案を行うということです。
ペイ氏は、AIがユーザーの意図を理解し、手動で操作することなく必要なことを実行するデバイスを想像しています。「現在のスマートフォンの使い方は非常に古い」と述べ、技術は進化しているが、製品が追いついていないと指摘しました。
ペイ氏は、スマートフォンやオペレーティングシステムの未来は、ユーザーの意図を理解し、アプリを介さずにAIが自動で実行することだと考えています。これにより、AIエージェントが人間のインターフェースを模倣する必要がなくなるということです。
ペイ氏は、近い将来アプリが完全に消えるわけではないと注意を促しましたが、最終的にはAIが摩擦なくアプリを使用できるインターフェースが必要であるとしています。
