映像機器メーカーのBlackmagic Design社は、Appleの空間コンピュータ「Vision Pro」向けに、没入型動画のライブ配信を可能にする新型カメラ「Blackmagic URSA Cine Immersive 100G」を今年の秋に発売すると発表しました。
同社によりますと、この新型カメラは「Apple Immersive Video(アップル・イマーシブ・ビデオ)」のライブ制作向けに設計された世界初のシネマカメラだということです。16ストップのダイナミックレンジを備えたデュアル8Kセンサーを搭載し、高速な通信規格である100Gイーサネットを使用することで、没入型動画のライブ出力に必要な帯域幅を確保したとしています。
また、同社はライブプロセッサモジュールである「Blackmagic URSA Live Encoder」もあわせて発表しました。これにより、映像をAppleの独自規格に圧縮し、単一の接続で出力することが可能になるということです。
Blackmagic Design社のグラント・ペティCEOは、「ライブ没入型動画の制作が可能になり、このカメラが捉える映像は非常に素晴らしいものです。スポーツからコンサートまで、ライブ制作における全く新しい世界を切り開くものです」とコメントしています。
同社は、最近行われたアメリカのプロバスケットボール「NBA」のロサンゼルス・レイカーズの試合において、Vision Proユーザー向けのライブ配信にこのカメラが使用されたことを明らかにしました。
「Apple Immersive Video」は、Vision Pro向けに提供されている独自の映像フォーマットです。180度の視野を提供し、視聴者がまるでその場にいるかのような体験ができるのが特徴です。スポーツやライブイベントは、この技術の可能性を最も引き出せる分野として期待を集めています。
この新型カメラは、今年の第3四半期に発売される予定で、価格は2万6495ドル(日本円で約410万円)になるということです。
