中国の通信機器メーカー「Vivo」は、高度な動画撮影機能を搭載した最新スマートフォン「Vivo X300 Ultra」を、世界の市場に向けて展開すると発表しました。同社の最上位モデルが本格的に国際市場で販売されるのは初めてだということです。
Vivoは近年、カメラ性能の向上に注力しており、今回の新機種はスマートフォンとプロ用のミラーレスカメラの垣根を越える製品として位置づけられています。
基本性能として、最新の「Snapdragon 8 Elite Gen 5」チップを搭載し、16ギガバイトのメモリと、最大1テラバイトの記憶容量を備えています。また、6000ミリアンペアアワーの大容量バッテリーや、6.82インチの高精細な有機ELディスプレイを採用し、高い防水・防塵性能も備えているということです。
最大の特徴は、ドイツの光学機器メーカー「ツァイス」と共同開発したカメラシステムです。背面に3つの高性能レンズを搭載しており、メインとなる35ミリのレンズには、ソニー製の2億画素の大型センサーが採用されています。これにより、人間の目に近い自然な視野での撮影が可能になるとしています。
さらに、高度な手ぶれ補正機能を備えた85ミリの望遠レンズ(2億画素)や、歪みを抑えた14ミリの超広角レンズ(5000万画素)も搭載しています。専用の拡張レンズを装着することで、最大400ミリ相当の望遠撮影にも対応する方針です。
動画撮影の機能も大幅に強化されており、すべての背面カメラで4K・120フレームの滑らかな映像が撮影できるほか、プロ向けの映像フォーマットにも対応しています。
基本ソフトには「Android 16」をベースにした独自のシステムを採用し、5年間のOSの更新と7年間のセキュリティ対策を提供するとしています。
この端末は中国で先行して発売されましたが、今後、アジアやヨーロッパ、ブラジルなどの国際市場で順次展開される方針です。なお、現在のところ販売価格は公表されておらず、アメリカやイギリスでの販売は未定だということです。
