アメリカのIT大手アップル傘下のオーディオブランド「Beats」は、新型のワイヤレスヘッドホン「Beats 360」を発売したと発表しました。豊富なカスタマイズ性やアップル製品との連携機能を強化した一方、有線接続には対応していないということです。
販売価格は349.99ドル(約5万4200円)に設定されています。上位機種である「AirPods Max」の549ドル(約8万5100円)と比較して価格を抑えつつ、高級機市場を狙う戦略です。また、今回の新製品投入に合わせ、既存モデル「Beats Studio Pro」の価格を299.99ドル(約4万6500円)に引き下げる方針です。
機能面では、Beats独自の半導体を搭載しながらも、アップルのアカウントを通じた端末間の自動切り替えや、音声アシスタント「Siri」、紛失時の「探す」機能に新たに対応しました。これにより、アップル製品の利用者に向けた利便性を高めるねらいがあるとしています。一方で、ヘッドホンを頭から外した際の自動一時停止機能は搭載されていないということです。
性能面においては、従来モデルと比較して最大音量が向上し、アクティブノイズキャンセリング機能が1.75倍に強化されました。さらに、同ブランドのヘッドホンとして初めてとなる防水・防汗性能を備えたほか、ノイズキャンセリング機能を使用した場合のバッテリー駆動時間も約8時間長くなったとしています。
最大の特長として、利用者自身でデザインをカスタマイズできる設計を採用しています。イヤーパッドやヘッドバンドのクッション部分を交換することが可能で、日常向けの素材と運動向けの素材の2種類が用意されています。本体の4色と組み合わせることで、最大256通りのデザインを楽しめるということです。
交換用のクッションは通常49.99ドル(約7800円)ですが、発売記念として期間限定で9.99ドル(約1600円)で提供するキャンペーンを実施する方針です。
IT専門メディアなどの評価によりますと、軽量で持ち運びやすく、ノイズキャンセリング機能も優れているとして高い評価を得ています。一方で、イヤホンジャックやUSB-C端子を通じた有線接続には対応しておらず、航空機内や一部のゲーム機など、Bluetooth接続が制限される環境での利用には課題が残るということです。
製品は9月24日から販売が開始されています。
