IT専門メディアは、Googleの最新スマートフォン「Pixel 11」の登場に伴い、24か月の通信契約の更新時期を迎える「Pixel 9」の利用者に向けて、買い替えの必要性に関する分析結果を発表しました。
外観に関する変更は小規模にとどまっているということです。「Pixel 9 Pro」と「Pixel 11 Pro」のデザインは非常に似ており、画面の最大輝度が10%から20%程度向上したとしています。端末の寸法は同一であるものの、背面のカメラ部分の形状が変更されたため、以前のケースは使用できないということです。また、上位モデルでは重量が約10グラム増加しており、これは内部構造の変更や排熱性能の向上によるものとみられています。
ソフトウェアの面では、Googleが戦略的に注力するAI(人工知能)機能「Gemini Intelligence」の搭載が最大の特徴としています。最新の半導体「Tensor G6」への移行や、基本となる記憶容量が256GBへ引き上げられたことで、長期的な利便性が向上するということです。一方で、AIの処理にメモリ(RAM)が割り当てられるため、追加費用を払って大容量メモリのモデルを選択しない限り、利用可能なメモリが実質的に減少する可能性があると指摘しています。
カメラ機能については、標準モデルの利用者が望遠レンズを求める場合、買い替えの利点があるとしています。「Pixel 11」ではメインセンサーがわずかに大型化されたほか、センサーレベルで画質を調整できる新たなフィルター機能が追加されました。上位モデルにおいては、最大120倍のズーム機能や、AIを活用した撮影モードなどが導入され、全体的な性能の底上げが図られているということです。
専門メディアは、近年のスマートフォン市場において、世代間の技術的な飛躍が小さくなっていると分析しています。AI開発の進展に伴い端末価格が高騰するなか、端末の故障や特定のカメラ機能が必要な場合を除き、2世代での買い替えは費用対効果が低いとの見方を示しました。そのうえで、バッテリー交換などを活用し、さらに1年程度使用を継続することが望ましいとしています。