中国の通信機器大手ファーウェイは、最新の折りたたみ型スマートフォン「Pura X Max 5G」を中国国内で発売したと発表しました。この端末の形状が、アメリカのIT大手アップルが開発中とされる新たな折りたたみ型端末と類似しているとして、専門家の間で注目を集めています。
アップルは、これまで「iPhone Fold」と呼ばれていた折りたたみ型端末を「iPhone Ultra」の名称で開発しているとされています。同社は、韓国のサムスン電子から約8年遅れて同市場に参入する見通しです。
開発が長期化している主な要因は、折りたたみ式ディスプレーの品質確保にあるとされています。初期の折りたたみ型端末では、画面の折り目が目立つ点や、隙間に入り込んだほこりなどによる画面の破損が大きな課題となっていました。
関係者によりますと、アップルは自社の技術者をディスプレーやヒンジ(ちょうつがい)機構の開発に投入し、これらの課題を独自技術で解決したということです。現在は、早ければ今年の9月、あるいは10月ごろの発表に向けて準備を進めているとしています。
こうした中、競合他社による技術発表が相次いでいます。中国のOPPOが先月発表した端末「Find N6」では、画面の折り目がほとんど目立たない技術が採用されており、アップルが導入を予定しているディスプレーに極めて近いとみられています。
さらに、今回ファーウェイが発売した「Pura X Max 5G」は、端末の寸法や画面の縦横比が、アップルの次期モデルと予想されるデザインに酷似していることが明らかになりました。従来の折りたたみ型端末は、閉じた状態の縦横比が一般的なスマートフォンに近いものでした。しかし、アップルは外側の画面をより幅広にする方針だとされており、それに伴って内側のメイン画面も横幅が広くなる見込みです。
また、背面のカメラ部分の配置についても類似点が見られますが、アップルの端末はより洗練されたデザインになることが期待されています。各社が独自の技術やデザインを競う中、アップルがどのような戦略で市場に参入するのか、今後の動向が注目されます。
