スマートホーム向けの照明器具を展開する「フィリップス・ヒュー(Philips Hue)」が、テレビの映像と照明を連動させる機器の廉価版として、「Sync Box Lite(シンク・ボックス・ライト)」および「Sync Camera(シンク・カメラ)」を新たに展開する方針であることがわかりました。消費者の導入コストを大幅に下げることで、スマートホーム技術の普及と市場シェアの拡大を狙う戦略とみられます。
海外の専門メディアが小売店のウェブサイトで発見した情報によりますと、新製品の「Hue Play Sync Box Lite」は、昨年発売された上位モデルと同様の基本機能を備えているということです。この機器は、映像出力機器とテレビの間に接続し、テレビ画面のコンテンツに合わせて室内の照明を同期させる役割を果たします。
従来モデルが最大4つの入力端子を備えているのに対し、今回の廉価版は入力用と出力用のHDMI端子をそれぞれ1つずつに制限しています。また、対応する映像の画質も「4K・60ヘルツ」または「フルHD・120ヘルツ」に限定されるということです。機能を単一の機器向けに絞り込むことで、大幅なコスト削減を実現したとしています。
価格について、イギリスでは109.99ポンド(約2万1000円)とされており、従来モデルの299.99ポンド(約5万8000円)から約6割安くなる見通しです。アメリカ市場においては、従来モデルの385ドル(約5万9700円)に対し、140ドルから150ドル(約2万1700円から2万3300円)程度で販売されると予想されています。
さらに、より手軽に導入できる別の製品として、「Sync Camera」の開発も進められているということです。これはテレビの上部に取り付けるカメラ型の機器で、画面の映像を直接読み取って照明を制御する仕組みです。HDMIケーブルを使用しないため、テレビに内蔵された動画配信アプリの映像とも連動できる利点があるとしています。なお、こちらの販売価格は現時点で不明だということです。
これらの新製品は、早ければ9月上旬に開催される家電見本市「IFA」に合わせて正式に発表される方針です。
