アップルの最大の組立パートナーであるフォックスコンは、インドにあるiPhone工場から300人以上の中国人従業員を帰国させると発表しました。これは、匿名の情報源を引用したブルームバーグの報道によるものです。
この帰国指示を受けた従業員は、インドにおけるフォックスコンのiPhone施設の大部分を占めており、現地には台湾人のサポートスタッフのみが残るということです。
この指示の背景については明らかになっていませんが、中国当局がインドへの技術資源の流出を抑制するよう規制当局に求めているとの報道もあります。
この動きは、フォックスコンや他のアップルのサプライヤーがインドでの製造を強化している中でのことです。アップルは、中国への製造依存を減らすことを目指しており、フォックスコンは5月にインド政府から約673億円(約4億3500万ドル)の半導体工場建設の承認を受けました。
アップルのティム・クックCEOは、アメリカの関税や貿易リスクに対処するための一環として、インドからのiPhone輸入を増やしていると述べています。