イギリス・ロンドンに拠点を置くIT企業「フリッパー・デバイセズ」は、仕事の生産性向上を目的とした新しい卓上型デバイス「Busy Bar(ビジー・バー)」を来月、一般向けに発売すると発表しました。
同社はこれまで、無線通信の技術者などに向けた特殊な情報端末「Flipper Zero」の開発で知られていました。今回発表された新製品は、これまでの方向性とは異なり、タイマーの設定や特定のアプリの利用制限、LED画面へのメッセージ表示などを通じて、利用者の作業効率を高めることを目指すとしています。
製品は卓上時計のようなデザインで、上部にはメニュー操作用のホイールやボタンが配置されています。前面には明るさを自動調整するカラーLEDディスプレイが搭載されているほか、背面にもモノクロ画面があり、端末の裏側からでもタイマーやバッテリーの残量を確認できるということです。また、Wi-FiやBluetooth、USBでの通信に対応し、約1時間の充電で最大8時間の連続使用が可能としています。
このデバイスは、在宅勤務中に家族へ仕事中であることを知らせたり、集中力を維持するためのタイマーとして活用したりすることが想定されています。スマートフォンやパソコン向けの専用アプリと連携し、オンライン会議が始まると自動的に画面に「通話中」と表示させたり、通知を消音にしたりする機能も備えているということです。
さらに、スマートホームの共通規格である「Matter」の認証を取得しており、他の家電と連動させた自動操作も可能としています。同社は、開発者向けにプログラムの仕様を公開し、利用者が独自の機能を追加しやすい環境を提供する方針です。
販売は7月14日からアメリカやヨーロッパ、カナダなどで開始される予定です。価格は249ドル(約3万8600円)ですが、先行予約の先着3000人に対しては199ドル(約3万800円)で販売するということです。同社は今後、壁掛け用の部品などの関連アクセサリーも展開していく方針です。
