アメリカのパソコンメーカー「Framework(フレームワーク)」は、部品の交換や修理が容易なノートパソコンの新たな上位機種、「Framework Laptop 13 Pro」を発表しました。同社のニラヴ・パテルCEOは、この製品の目標を「LinuxユーザーのためのMacBook Pro」と位置づけているということです。
発表によりますと、新しい機種は、基本ソフトとしてLinuxのほかWindowsも動作可能としています。また、アップル社の「14インチ M5 MacBook Pro」を上回るバッテリー駆動時間を実現したとしています。
この製品は、アップル社の製品と共通する特徴を多く備えているということです。具体的には、同社として初めて6000系アルミニウム合金の削り出しによる本体を採用したほか、触覚フィードバックを備えたトラックパッドを搭載しています。さらに、高精細な13.5インチの液晶ディスプレイを採用し、なめらかな映像表示が可能だということです。これまでの同社の製品は、デザイン性や質感の面で課題が指摘されていましたが、今回は大きく改良されたとしています。
一方で、製品の設計思想はアップル社と大きく異なる方針を貫いています。アップル社のノートパソコンは、修理の難しさや部品を交換する際の費用の高さが指摘されることがあります。これに対し、今回の新機種は、同社の特徴である部品の交換しやすさを維持しています。
利用者は、メモリーや記憶装置(SSD)を自ら交換できるほか、異なるメーカーのCPU(中央演算処理装置)を選択することも可能です。また、既存の従来機種を利用している場合、本体の枠組みやディスプレイ、キーボードなど、必要な部品だけを購入して最新の仕様に更新できる仕組みを提供しています。
過去の製品では、部品交換の柔軟性を優先するあまり、製品の質感などでアップル社に遅れをとっていたと指摘されていました。同社は今回、高いデザイン性と修理のしやすさを両立させることで、特定のメーカーの製品群に縛られない利用者に向けて、新たな選択肢を提供する方針です。
