AIを活用した要約機能付きボイスレコーダーを展開するテクノロジー企業「Plaud(プラウド)」は、新たにイヤホン型の録音端末「Plaud One(プラウド・ワン)」を開発し、予約受け付けを開始したと発表しました。
Plaudはこれまで、学生やビジネスパーソン向けに、録音データを高精度のAIで要約する端末「Plaud Note Pro」などを展開し、支持を集めてきました。同社は今後、単なる要約ツールの提供にとどまらず、AIが日常の業務を自律的に支援する「フルタイムのアシスタント」としての役割を担うことを目指す方針です。
新たに発表された「Plaud One Explorer Edition」は、価格が249ドル(日本円で約3万8600円)に設定されています。これまでの製品とは異なり、ワイヤレスイヤホンとして機能するほか、イヤホンを使用していない時は充電ケース自体がボイスレコーダーとして機能するということです。
録音機能については、従来の端末と同様の録音ができるほか、オンライン会議の音声も記録できるとしています。イヤホンから再生される音声を直接取り込む仕組みとみられ、外部機器を使って通話を録音する際の技術的な課題を回避できるということです。常に周囲の音を録音し続ける仕様ではないものの、プライバシーに配慮しつつ利便性を高めた設計となっています。
イヤホン本体には、ノイズキャンセリング機能(ANC)や外音取り込み機能が搭載されています。また、12ミリのダイナミックドライバーを備え、高音質な音声圧縮技術「LDAC」にも対応しているということです。バッテリー駆動時間は、充電ケースとの併用で最大36時間としています。イヤホン単体では1回の充電で最大6時間の録音または再生が可能です。さらに、830mAhのバッテリーを搭載したケース単体では、最大25時間の連続録音と21日間の待機が可能だということです。
最大の特徴は、独自のAI基盤を活用したエージェント機能「Plaud Agent」の搭載です。この機能は、録音された会議や会話の文脈を理解し、GmailやGoogleカレンダー、Notion、Slackなどの外部アプリと連携してタスクを自動処理するとしています。利用者は自身のニーズに合わせて、AIの機能を管理・調整できるということです。
従来の端末と同様に、AIによる要約などの機能利用にはクレジット(利用枠)を消費する仕組みが採用される見通しです。新端末「Plaud One」はすでに予約受け付けが始まっており、2026年第4四半期(10月から12月)に出荷が開始される予定です。
