AI搭載の録音デバイスなどを手がけるスタートアップ企業「Plaud」は、AIエージェントと連携できる新しいイヤホン型デバイス「Plaud One」を開発し、予約受け付けを開始したと発表しました。
IT業界では、音声の録音と文字起こしがAIの活用例として注目されており、様々なデバイスが開発されています。こうした中、250万人以上のユーザーを抱えるPlaudは、新たにイヤホン型のデバイスを市場に投入する方針です。
発表された「Plaud One」は、通話の録音ができるほか、付属のケースを使って対面での会話を録音することも可能だということです。
競合他社も同様のイヤホンを開発していますが、Plaudは独自のソフトウェアとAI技術で差別化を図るとしています。会話の文字起こしに加え、AIエージェントがメールソフトやチャットツールと連携し、フォローアップのメール作成や資料作成などを自動で行うということです。
さらに、充電ケースは「eSIM」に対応しています。これにより、スマートフォンやパソコンを使わずに、遠隔でAIエージェントに指示を出せる機能も搭載されているということです。
イヤホン本体はノイズキャンセリング機能を備え、ケースを使えば半径5メートル以内の音声をクリアに録音できるとしています。バッテリーは、ケースと併用することで最大25時間の録音が可能だということです。
利用料金について、毎月300分までの文字起こしは無料で提供されます。それを超える場合は、月額およそ1300円(8.33ドル)からの有料プランに加入する必要があるということです。
企業側は、今後数か月以内にAIエージェントの機能をさらに拡充する方針です。タスクごとに消費するクレジットシステムを導入し、購入者にはおよそ3万1000円(200ドル)分のクレジットが付与されるとしています。
Plaudは今年6月、年間の収益見込みがおよそ155億円(1億ドル)に達したと明らかにしており、好調な業績を維持しています。一方で、市場では新興企業による競争が激化しているということです。
Plaudのネイサン・シューCEOは、「AIを利用するためには、常に身につけられ、プライバシーに配慮されたインターフェースが必要だ」と述べ、イヤホン型デバイスの有用性を強調しました。
新製品の価格はおよそ3万8600円(249ドル)で、現在予約を受け付けており、2026年の第4四半期に出荷される予定だということです。まずは数量限定で販売し、市場の需要を見極める方針です。
