フィットネステック企業のペロトンは、パンデミック中に急成長を遂げ、アップルによる買収の可能性も取り沙汰されましたが、その後は方向性を見失っているとされています。
ペロトンは、これに対応するために、ほぼ完全に新しいハードウェアラインアップを発表しました。この新製品群にはAI機能が重要な役割を果たしているということです。今回の発表には、同社初の商業用トレッドミルも含まれています。
ペロトンは、新しいラインアップが小さなスペースで完全なクロストレーニングソリューションを提供するとしています。
ペロトンは、商業施設向けの新しい機器群「ペロトンプロシリーズ」を発表しました。この中には、同社初の商業用トレッドミル「トレッド+プロ」が含まれています。新しいラインアップは革新的なデザインを採用しており、クロストレーニングのメリットを引き出し、商業施設運営者がコンパクトなスペースで高品質のワークアウト体験を提供できるようにしています。
各機器は、クロストレーニング用に設計された高度なスイベルスクリーンを備えており、利用者がカーディオ、筋力トレーニング、ヨガ、バレエ、ピラティスなどの間をシームレスに移行できるようになっています。このデザインは、商業施設運営者が限られたスペースを最大限に活用し、幅広いフィットネスニーズに対応するためのものです。
もちろん、近年の新技術にはAIが欠かせません。
利用者は、すべてのペロトン機器で利用可能なAI搭載の「ペロトンIQ」機能を活用でき、個別のプラン、パフォーマンスの見積もり、進捗の追跡、インサイトを得ることができます。
同社はかつて高所得者層をターゲットとしていましたが、新しいラインアップはほぼ商業用途に特化しており、ホテルや社内ジム向けであるとしています。
刷新された製品群には「ペロトントレッド+プロ」、「ペロトンバイク+プロ」、「ペロトンロウ+プロ」が含まれており、ホテルやリゾート、多世帯住宅、企業のウェルネスセンター、カントリークラブなどの垂直市場のフィットネスセンター環境に最適であるとしています。
「バイクプロ」は、ホテルやリゾートの客室内フィットネスとしても利用可能で、運営者が客室の付加価値を高め、収益を増やすことができるとしています。
ペロトンの新製品群は、商業施設向けのクロストレーニングソリューションを提供する方針です。
