アメリカ国防総省は、AI企業アンソロピックを供給チェーンリスクとして指定する方針を発表しました。これは、同社が国防総省との契約においてAIモデルの使用制限を主張したことに起因しています。
トランプ大統領は、連邦政府機関に対しアンソロピック製品の使用を中止するよう指示し、6ヶ月の移行期間を設けると発表しました。大統領は「アンソロピックはもはや連邦政府の契約者として歓迎されない」と強調しました。
国防長官のピート・ヘグセス氏は、トランプ大統領の指示に基づき、アンソロピックを国家安全保障上の供給チェーンリスクとして指定するよう指示しました。これにより、アメリカ軍と取引のある契約者や供給者はアンソロピックとの商業活動を行うことができなくなるということです。
アンソロピックは、政府から直接の連絡は受けていないとしつつ、供給チェーンリスクの指定に対して法的に争う意向を示しています。同社のCEOであるダリオ・アモデイ氏は、国内監視や完全自律兵器にAIモデルを使用しないという方針を譲らないと述べています。
オープンAIは、アンソロピックの決定を支持する姿勢を示し、CEOのサム・アルトマン氏は、国内監視や自律兵器への使用を拒否するという同様の方針を共有すると述べました。
オープンAIの共同創設者であるイリヤ・スツケヴァー氏も、アンソロピックが妥協しなかったことを評価し、オープンAIが同様の立場を取ったことが重要だと述べました。
トランプ政権がアンソロピックとの関係を断つよう命じた後、オープンAIはペンタゴンとの契約を発表し、アンソロピックが求めた基本原則を維持する方針です。ニューヨーク・タイムズによれば、オープンAIと政府は今週水曜日から協議を開始したということです。
アンソロピック、オープンAI、グーグルは、昨年7月にアメリカ国防総省から契約を受けていますが、グーグルとその親会社はコメントを控えています。
