アップルの新製品「ホームポッドタッチ」が、価格が同じでも市場での成功が期待されると発表しました。これは、スマートホーム技術の普及に伴い、視覚的な操作パネルの需要が高まっているためです。
ブルームバーグの報道によれば、アップルは新たな「ホームポッドタッチ」の価格を約350ドル(約5万4000円)に設定する方針です。2018年に発売された初代ホームポッドも同様の価格で、当時は販売が伸び悩んだとされています。
初代ホームポッドは、音響メディアからは高性能なスピーカーとして評価されていましたが、一般消費者にはその価値が十分に伝わらなかったということです。特に、スマートホーム機器が少ない家庭や、既に多くのスマートデバイスを持つ家庭では、その必要性が感じられにくかったとされています。
しかし、ホームポッドタッチは、スマートホーム技術を導入し始めた消費者に対して、視覚的な操作パネルとしての需要があると見込まれています。音声操作に不慣れなユーザーにとって、視覚的な操作がより直感的であるためです。
このような背景から、ホームポッドタッチは時間をかけて成功を収める可能性があるとされています。アップルは、視覚的な操作パネルの利便性が広まることで、350ドル(約5万4000円)の価格設定が障害にならないと見込んでいるということです。
