アメリカのIT大手マイクロソフトは、自社が提供するキーボードアプリ「SwiftKey」において、AI(人工知能)を活用した新たな音声入力機能のテストを開始したと発表しました。グーグルのスマートフォン「Pixel 11」に搭載されている機能に類似しており、他のAndroid端末でも高度な音声テキスト化が可能になるということです。
最新のベータ版アプリで提供されている「AIボイス」機能は、ユーザーが話した内容から不要な言葉(フィラー)を自動で削除し、文章を適切に整形するものです。これまでPixel 11の専用機能とされてきた「Rambler」と同様の利便性を、他のAndroid端末にも広く提供していく方針です。
操作画面では、マイクのアイコンをタップして入力を開始し、完了ボタンを押すことでAIがデータ処理を行います。入力中のリアルタイム表示は行われない仕様となっています。
アメリカのIT専門メディアによりますと、この機能はオフラインで動作する点が大きな特徴です。約163メガバイトの言語モデルを事前にダウンロードすることで、通信環境がない状態でも利用できるということです。これは、完全なオフライン利用ができないPixel 11の機能にはない利点としています。
一方で、音声コマンドによる文章の編集機能は備わっていないということです。現在、グーグルの高機能な音声入力はPixel端末に限定されているため、マイクロソフトによる今回のAI機能の拡充は、多くのAndroidユーザーにとって有力な代替手段になるとしています。
