アメリカのIT大手マイクロソフトは、競合するアップルの新型パソコンに対抗するため、アメリカの大学生を対象に、パソコン購入時に自社のソフトウェアやゲームの定額サービスを無料で提供する新たなキャンペーンを開始したと発表しました。
このキャンペーンは「Microsoft College Offer」と呼ばれるもので、対象となるパソコンを購入したアメリカの大学生に対し、「Microsoft 365 Premium」と「Xbox Game Pass Ultimate」の12か月分の利用権に加え、特製のゲーム用コントローラーを無料で提供するということです。
対象となるパソコンには、マイクロソフトの「Surface」シリーズのほか、エイサーやエイスース、デル、HP、レノボなどの主要メーカーの製品が含まれるとしています。
通常、「Microsoft 365 Premium」は年額199.99ドル(約3万1000円)、「Xbox Game Pass Ultimate」は月額29.99ドル(約4600円)かかりますが、今回のキャンペーンはこれらのサービスを初めて利用する学生のみが対象になるということです。マイクロソフトは、提供される特典の総額は500ドル(約7万7500円)以上になるとしています。
IT系メディアの報道によりますと、マイクロソフトがこの時期に学生向けの割引キャンペーンを実施するのは異例だということです。これは、アップルが発表した599ドル(約9万2800円)の「MacBook Neo」や、学生向けに提供されている100ドル(約1万5500円)の割引に対する事実上の対抗措置とみられています。
一方で、アメリカの多くの大学ではすでに学生向けにソフトウェアの利用権を無料で提供しているケースも多く、専門家の間では、今回のキャンペーンが学生のパソコン選びに与える影響は限定的ではないかという見方も出ています。
