Mac向けのAI文字起こしソフト「MacWhisper(マックウィスパー)」の開発者は、リアルタイムでの会議の文字起こし機能や、話者識別機能の向上などを盛り込んだ大規模なアップデートを実施したと発表しました。
「MacWhisper」は、個人開発者のジョルディ・ブルイン氏が2023年に提供を開始した、Mac向けのAI文字起こしソフトです。開発者は継続的に機能の拡充を図る方針を示しており、これまでにも自動録音やシステム全体での音声入力、外部サービスとの連携など、多様な機能を追加してきました。
今回公開されたバージョン15.2では、アメリカの半導体大手NVIDIA(エヌビディア)が発表したばかりの最新モデルを採用しています。これにより話者識別機能が大幅に向上し、最大8人の発言者を識別できるようになったということです。この機能は、新たに導入されたリアルタイム会議の画面でも利用可能としています。
また、利用者の要望が多かったリアルタイムでの会議の文字起こし機能も追加されました。会議の進行に合わせて、文字起こしされたテキストの確認やコピーなどが可能になります。専用の画面を他のアプリの上に常に表示させることができ、会議終了後には録音とテキストが自動的に保存されるということです。
さらに、文字起こしのAIモデルとして、新たに中国のIT大手アリババが開発したモデルを搭載し、22の言語に対応しました。加えて、最新のmacOSにおける「Apple Intelligence」や音声アシスタント「Siri」などとの連携も強化されています。これにより、システム全体からテキストを検索したり、画面上のテキストをSiriなどの要求に活用したりできるとしています。
このほか、文字起こしのデータを整理するためのフォルダ機能も追加され、利用者の利便性向上を図る方針です。
