サイエンスコープ社の共同創設者でCEOのマックス・ホダック氏は、ニューロリンクを設立した後、新たな技術開発に取り組んでいると発表しました。ホダック氏は、神経科学者のミゲル・ニコレリス氏の研究室での経験を活かし、2016年にイーロン・マスク氏とともにニューロリンクを設立しました。ホダック氏は、ニューロリンクの運営において学んだことを活かし、4年前にサイエンスコープ社を立ち上げました。
サイエンスコープ社は、脳とコンピュータのインターフェース(BCI)技術を活用し、視覚障害の治療を目指しています。同社の製品「プリマ」は、米粒ほどの大きさのコンピュータチップを網膜に埋め込むことで、加齢黄斑変性症の患者に視力を回復させる技術です。ホダック氏によると、臨床試験では38人の患者のうち80%が再び文字を読むことができるようになったということです。
また、サイエンスコープ社は、オプトジェネティック遺伝子治療を通じて神経細胞を光で制御する技術の開発を進めています。ホダック氏は、これにより脳の新しい組織を育てることが可能になるとしています。同社は、マウスを用いた実験でこの技術の実証に成功したとしています。
ホダック氏は、BCI技術は人間の意識を新たな基盤に移す可能性があると述べています。彼は、2035年までにこの技術が患者に利用可能になると予測していますが、これにより医療システムが大きく変革する可能性があるとしています。
