IT周辺機器メーカーのWokyisは、Appleの「Mac mini」および「Mac Studio」向けに、フリップアップ式の小型ディスプレイや拡張ストレージスロットを備えたレトロデザインの多機能ドッキングステーション「G5」および「G7」を発表しました。
同社は昨年、M4チップ搭載のMac mini向けに初代モデルを発売し、機能性とデザイン性を両立させた製品として展開してきました。今回発表された新モデルは、さらに専門的な用途に対応するポート類や、より大型のディスプレイ、実用的な物理ボタンを追加し、Mac Studioにも対応するよう設計を拡張したということです。
「G7」はMac Studio向け、「G5」はMac mini向けとして展開されます。外観は、ベージュ色の本体に十字キーや赤いアクションボタンを配置し、かつてのゲーム機を彷彿とさせるレトロなデザインが採用されています。本体に搭載された物理ボタンは、音量調整やメディアの再生、コピー・アンド・ペースト、スクリーンショットの撮影、画面の明るさ調整などに割り当てることが可能だとしています。
また、最大の特徴であるフリップアップ式ディスプレイは、G7が7インチ、G5が5インチのIPS液晶パネルを搭載しています。パソコン側からは通常の外部モニターとして認識されるため、データ監視やウィジェットの表示、映像編集時のカラーモニタリングなど、多様な用途に活用できるということです。同社は今後、このディスプレイに最適化された専用ユーティリティアプリの開発も進める方針です。
通信規格としては、10Gbpsおよび80Gbpsのモデルが用意されています。特に80Gbpsの最上位モデルは最新の「Thunderbolt 5」に対応しており、内蔵のNVMe SSDスロットを利用することで、パソコン本体のストレージに匹敵する高速なデータ転送が可能になるとしています。これにより、高価な本体内蔵ストレージを増設する代わりとして、コストを抑えながら大容量のデータ管理環境を提供する狙いがあります。
このほか、CFexpressカードやmicroSDカードのスロット、複数のUSB-Cポートなど、合計16種類の接続端子を備えており、机周りの周辺機器を1台に集約できるとしています。なお、USB-C接続に対応するパソコンであれば、Mac以外の機種でも単独のドックとして使用できるということです。
両製品は現在、クラウドファンディングサイトのKickstarterを通じて予約を受け付けており、2026年10月から世界規模での出荷を開始する方針です。G7の80Gbpsモデルの一般販売価格は、369ドル(約5万7000円)になる見通しだということです。
