高度な言語モデルを活用した画像や動画の生成AIで知られるアメリカのAI開発企業「ミッドジャーニー」は、SNS型の占星術アプリ「コ・スター」を買収したと発表しました。アメリカの通信社ブルームバーグの報道で明らかになったもので、買収の具体的な条件や金額などは公開されていません。
「コ・スター」は、月に約430万人の利用者がいるとされる人気のアプリです。主に利用者の生年月日に基づく占星術のチャートを作成し、アプリ上で友人と共有する機能が広く利用されています。このアプリでは、AIと人間の専門家双方の知見を組み合わせることで、星占い、相性診断、およびその他のアドバイスを提供しているということです。
ミッドジャーニーは現在、提供する製品やサービスの多様化を進める方針です。同社はこれまで、対話型通信アプリ「ディスコード」上で画像や文章を生成するサービスとして広く認知されており、単独の専用アプリは提供していませんでした。一方で、AI技術を活用した医療部門や健康施設の事業構築も目指すなど、幅広い分野への進出を図っており、今回の占星術アプリの買収も事業拡大の一環とみられています。
今回の買収に伴い、「コ・スター」に所属する24人の従業員はミッドジャーニーに合流するということです。消費者向けアプリの開発に長けたチームが加わることで、ミッドジャーニーは今後、自社独自の専用アプリの開発を本格化させるものとみられています。
